見てわかる、のし紙の基本
水引の選び方
水引の結びは「繰り返してよいことかどうか」で決まります。 何度あってもよいことは蝶結び、一度きりであってほしいことは結び切り。 祝い事かどうかでは決まりません。
結び方
| 蝶結び | 何度あってもよいこと 出産・入学・新築・長寿・お中元・お歳暮・御礼・粗品。 ほどいて結び直せることが、そのまま意味になっています。 |
|---|---|
| 結び切り | 一度きりであってほしいこと 結婚・弔事・快気祝い・お見舞い。 快気祝いが結び切りなのは、祝い事でも繰り返したくないからです。 |
| あわじ結び | 結び切りの一種 結婚・弔事に使えます。関西では慶事全般に広く用いる地域があります。 |
いちばん多い間違いは、快気祝いを蝶結びにすることです。
「お祝いだから蝶結び」と考えると、そうなってしまいます。
判断の軸は「繰り返してよいか」の一点です。
本数
奇数が基本です。陰陽思想で奇数が陽(めでたい数)とされることによります。
| 3本 | 簡素な贈り物・粗品。数を配る場面。 |
|---|---|
| 5本 | 一般的な標準。迷ったらこれ。 |
| 7本 | より丁寧にしたいとき。 |
| 10本 | 結婚のみ 5本+5本で、両家の結び付きを表します。ほかの慶事には使いません。 |
| 9本 | 使いません 「苦」に通じるためです。 |
色
濃い色が向かって右に来ます。紅白なら紅が右、黒白なら黒が右です。
| 色 | 使う場面 | 地域 |
|---|---|---|
| 紅白 | 一般の慶事 | 全国 |
| 金銀 | 結婚・長寿祝いなど、とくに改まった慶事 | 全国 |
| 黒白 | 弔事 | 全国 |
| 黄白 | 法要(四十九日以降) | 京都を中心とした関西圏、北陸・山陰の一部 |
| 双銀 | 高額の弔事 | 全国 |
| 双白 | 神式など | 地域による |
黄白の水引について
関西では、葬儀・初七日は黒白、四十九日以降の法要は黄白という 使い分けが一般的とされます。 京都では葬儀の段階から黄白を使うことが多いとされます。
ただし近年は、四十九日以降も黒白を使う例が増えています。 地域と家によって異なります。 迷ったら黒白にしておけば、失礼にはあたりません。
出典
水引の使い分けは商慣習であり、公的な一次資料はありません。
以下は、水引・のし紙を扱う事業者と葬祭事業者の案内です。「公式」ではありません。
黄白の地域については、出典によって範囲の書き方に幅があります。