見てわかる、のし紙の基本
のし紙の書き方
- 上:表書き贈る目的を書く
- 中央:水引用途に合う結びを選ぶ
- 下:贈り主相手の名前ではなく、自分の名前
のし紙は、水引の上に表書き、下に名前を書きます。 どちらも縦書きで、中央に揃えます。 名前は表書きより少し小さく書きます。
配置
| 表書き | 水引の上、中央 紙の上端から、水引に触れない位置まで。2〜5文字が収まる大きさにします。 |
|---|---|
| 名前 | 水引の下、中央 表書きの0.7倍ほどの大きさにします。同じ大きさだと、贈り主が主張して見えます。 |
| のし(熨斗) | 右上 慶事のみ。弔事・お見舞い・生ものには付けません。 |
筆記具
| 毛筆・筆ペン | 基本 太さが出るので、のし紙の体裁に合います。 |
|---|---|
| サインペン | 許容されることが多い 太めのものを選びます。細いと紙に負けます。 |
| ボールペン・万年筆 | 改まった場面では避ける 線が細く、のし紙の格に合いません。 |
| 鉛筆 | 使わない 消せる筆記具は、改まった贈り物には使いません。 |
当サイトで作れば、印刷なので筆記具は要りません。
手書きしたい場合は、表書き入り・名入れなしの
無料テンプレートをどうぞ。
薄墨を使う場面
薄墨は「突然の訃報に、涙で墨が薄まった」「悲しみで力が入らない」という表現です。 ですから使うのは通夜・葬儀に持参する香典に限られます。
| 通夜・葬儀の香典 | 薄墨 |
|---|---|
| 四十九日以降の法要 | 濃い墨 日取りが決まっている行事なので、「突然」という前提が当てはまりません。 |
| 香典返し・志 | 濃い墨 返礼は準備して贈るものです。 |
| 御布施 | 濃い墨 寺院へのお礼であり、弔意を表すものではありません。 |
| 慶事すべて | 濃い墨 |
薄墨は「弔事だから」ではなく「突然の悲しみだから」使います。
ここを取り違えると、法要の返礼まで薄墨にしてしまいます。
文字が入りきらないとき
名前が長い、連名で人数が多い——そういうときの順番は決まっています。
- まず、字間を詰める 文字の大きさは変えずに、間隔を詰めます。いちばん体裁が崩れません。
- 次に、文字を縦長にする(長体) 横幅だけを縮めます。縦書きでは、縦の大きさが揃っているほうが整って見えます。
- 最後に、文字を小さくする ここまで来て初めて小さくします。最初から小さくすると、 表書きと名前の大きさの関係が崩れます。
当サイトの作成ツールは、この順番で自動的に組みます。
長体をかけすぎて読めなくなる手前で止め、そこからは文字を小さくします。
印刷して手書きする場合
表書きだけを印刷して、名前は手書きにすることもできます。 無料テンプレートから、名入れなしのPDFをダウンロードしてください。
書く前に、水引の下の中央がどこかを鉛筆で薄く当たりを付けておくと、 位置が揃います。書き終えたら消します。
出典
のし紙の書き方は商慣習であり、公的な一次資料はありません。
以下はのし紙を扱う事業者と葬祭事業者の案内です。「公式」ではありません。